金沢桐工芸 岩本清商店
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桐工芸の栞
金沢桐工芸とは
製作工程
工場の様子 その1
工場の様子 その2
工場の様子 その3
金沢桐工芸とは

 金沢桐工芸は、加賀百万石の伝統文化が今も息づく城下町・金沢が生んだ全国に類を見ない独自の伝統工芸です。雪国なればこその良質の桐材と、ろくろ木地師の技、そして加賀蒔絵の伝統が、金沢桐工芸の基礎を作り上げました。古くは江戸から昭和初期まで、暖房の実用調度として多くの利点を持っていた桐火鉢より発祥しています。1988年1月21日、石川県指定伝統工芸品に認定されました。 暖房の実用調度

暖房の実用調度

木地蒔絵

木地蒔絵  
  桐工芸というと桐箪笥を思い起こされる方が多いのではないでしょうか。九州の大川、広島の府中、新潟の加茂、福島の会津など、名産地はいくつもあります。金沢桐工芸は、桐箪笥に多く見られるような白木ではなく、表面を焼いて磨いた独特の焼肌をもつものです。焼肌に木地蒔絵――錆(サビ:漆と砥の粉を混ぜたもの)で盛り上げた肉上蒔絵――を施したものは、金沢独特の工芸品として他に類を見ません。 お雛様のお道具の中に一対の火鉢があるように、昔は嫁入り道具としても必需品でした。焼桐の肌は見ためにも優美であり、じつに柔らかなあたたかみがあります。また桐材は非常に軽く持ち運びしやすい、熱を外へ逃さず本体は熱くならない、発火点が高く脂けが無いので燃えにくいなどの理由で、火鉢として最適な材料だといえます。

 1950年代までは、火鉢は暖房器具として必需品でした。金沢桐火鉢商工業協同組合があり、かなりの数の業者がいたものです。春・夏に木地を作って乾燥させ、秋に仕上げ、冬に完成品として売る、というふうで、当店でも家中に火鉢が山積みになっていました。しかし1960年代になると、電気や石油のストーブが出始め、燃料革命がおこり、火鉢は実用品ではなくってしまいました。いまではほぼ趣味品となっています。同業者は一気に激減、花瓶や小物に転換した業者だけが残りましたが、いまでは製造元も金沢に3軒しかありません。 山積みの火鉢

山積みの火鉢
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